1月7日
川口市立西公民館
中鉢 芳子 会員
世間のイメージする依存症は「本人がだらしないから」「親の育て方が悪かったから」など、誤解や偏見も根強いのが現実です。その為、本人や家族に対して、正しい診断や治療、適切な支援に結びつけることが難しくなっていると政府広報オンラインで発表されました。
一方で、本人や周囲が正しい理解で対応する事で「依存症は回復できる」と厚労省では平成30年に理念を出しています。これらを読み取り、一人でも多くの皆さんが依存症について正しく理解する事で予防につなぐ事が出来る病気が「依存症」なのです。
依存症とは、アルコール、薬物、ギャンブルなどにのめり込み、やめたくてもやめられず、やがて、心身を壊
し仕事や家庭を失うに至る「特別な人が周囲をも巻き込む病気」では有りません。「予防医学の見地」から「誰もが成り得る身近な病気」であり、自分自身で気が付く事が大切な病と認識して頂きました。
本日は時間の関係上、数ある依存症の中で「ギャンブル依存症」について例題などを絞り込み、そのヒトの脳内で何が起こっているのか、報酬系ホルモン「ドーパミン」や刺激系ホルモン「エンドルフィン」の分泌や働きをご説明しました。
快楽や快感、刺激は慣れて来ます。つまり本人が気付かない内にどんどん深みに嵌ってしまうのです。なので周囲が気付き、医療機関などを勧めてあげる事が鍵になり、専門家による適切な支援が大切になるのです。
依存症とは「孤独の病」「否認の病」と言われますが、最寄りの「精神保健福祉センター」や「保健所」などの相談機関に相談したり、医療機関などで診断・治療を受けることで、本人の自覚が高まり、家族や周囲の支援に支えられ「孤独でない」と感じ取ります。もし依存症のヒトが周囲にいたら、偏見視せず、受診を勧め、社会復帰できるように協力し、家族への精神的ケアにも気を配りましょう。
最後にお金は絶対に貸さない事が大切です。