12月16日

川口市立戸塚西公民館

立山 よ志子 会員 

要介護とは、人の手を借りずに自分だけで日常生活を送ることが難しい状態のことです。

令和4年度版厚生労働省国民生活基礎調査のデータでは、要介護になる原因1位認知症  2位脳血管疾患  3位骨折・転倒 とあり、これを男女別で見た場合、脳血管疾患は男性1位女性5位、骨折・転倒は男性5位女性2位と異なる傾向がみられました。これらのデータから、要介護にならないために気をつけていただきたいことを、皆さんが自分事として捉えていただけるように問いかけをしながら、傾向と対応策をお伝えしていきました。

本題の転倒については、転倒の要因として、①加齢による身体・精神機能の低下 ②環境要因 ③病気や薬による副作用に分け、それぞれの要因について具体例を話し、皆さんに問いかけながら、予防策をお伝えしていきました。転倒はいくつかの要因が絡み合って起こりますが、そこから始まる負の連鎖に陥ることで、要介護へと移行してしまうケースが非常に多いのが現状です。

負の連鎖とは、転倒した事実・怪我をして痛い思いをした・周りに迷惑をかけてしまった・また転んだらどうしイラスト 転倒 老人 ねたきり 「ぬかづけ」よう等、不安や恐怖心などの心理的要因も大きな影響をもたらし、そこから身体活動量や食事量の低下・栄養状態の悪化・免疫機能の低下を招き、さらに身体機能の低下や認知機能の低下に拍車がかかり、骨粗鬆症もすすみ、転倒・骨折のリスクが高まり、また転倒…と、徐々にあるいは一気に要介護状態となってしまうという流れです。

負の連鎖に陥らないためにも、まずは自分自身を知ることが大切です。自分はどんな転倒要因を抱えているのか、今までの生活習慣はどうだったか、転倒しないために今できることは何なのか等、今から考えて対応していくことが、健康寿命を延ばす大きな一歩だと思っています。

最後に、自分を知る1つのきっかけとして、転倒リスク評価を皆さんと行ないました。