12月3日
川口市立西公民館
認知症の70%を占めるアルツハイマー病を中心に話しました。いきなり認知症になることはありませんので、人の名前が出てこない、難聴気味だなど日頃から気になる症状がありましたら、早めに医師に見てもらって下さい。物忘れがあっても一概に認知症というわけでは在りません。
そして、認知症と言われても、余り驚かず、悲観せず治療に専念してください。今の医学では完治させることはできませんが、進展を止めたり緩やかにすることはできるからです。
アルツハイマー病の場合はアミロイドβという物質が20年以上前から脳に溜まり始め、発症に繋がるのであり突然発症するわけではありません。また、認知症になっても正常な機能は残っており、診察で“取り繕う”こともできます。
物忘れと認知症の違いについて、物忘れなら、何かヒントがあると思い出せます。しかし、認知症の場合は物忘れの自覚がなく、人柄が変わったりもします。必ず兆候があります。本人はわかっていますし、周りの人も大抵気がつきますから、兆候を見逃さず受診をして下さい。
認知症になりやすい疾病について、難聴の他、糖尿病や、高血圧と肥満症、うつなどがあります。
認知機能を維持するためには日頃の生活に気をつけて下さい。定期的な運動、偏りのない食生活、質の良い睡眠、適切な水分の補給など健康を維持する“普通”の生活が大切ですと申し上げて話をしめました。
