腎臓の検査 中鉢芳子会員


今回の講演で私は2つの大きな勉強をさせて頂きました。
第1は「9分間で伝える」難しさと楽しさです。
私が「おしっこの話」をテーマに講演をする際には必ず腎臓の話をしますが、その時(腎臓機能をご存知ないのかも知れない)と感じ取れる事が多く「ここをお伝えするのも健康管理士の役割」と常々考えておりました。
「地味な臓器」「高齢者には難しい」マイナスの印象が多く、反対アドバイスも頂きましたが「大切な臓器」を広めたい気持ちで決めました。
幸い講演一週間前、NHK番組でノーベル賞の山中教授が「寿命は腎臓で決まる」と偶然放映され関心度は高いはず。TV企画とは違った身近な言葉で分かり易くお伝え出来たのではないかと自負しております。

第2は「質疑応答の難しさ」です。
「腎臓病になる前の食生活など具体的に~」と問われ「腎臓病を発症する方は高血圧症の3割。普段から塩分少な目に過ごす事。緑黄色野菜のカリウムは塩分を取り除いてくれます」と回答しました。しかし会場の中には既に腎臓病の方がいたかも知れません。腎臓病患者様のカリウム摂取は逆に病状を悪化させます。質問には正しく答えておりますが、言葉不足を反省しました。

フェイスブック動画に投稿。NOカットでお聴き下さい.