講演者:重田 健一 会員

当日は雨の中18名の聴講生の参加があり佐藤衣代会員の司会進行でスタートしました。

昨年12月の西公民館の講座内容を若干アレンジし、野菜、果物の保存法の基本 美味しい食べ方、栄養価、健康効果も加えお伝えしました。特に今回は果物の中で輸入量が大きく伸びている現在 三位のアボカド(avocado)(注・「アボガド」ではありません!)(参考:輸入量第一位 バナナ、二位 パイナップル)を取り上げました。

アボカドはクスノキ科の仲間で殆ど(99%)が輸入品ですが、近年国内でも愛媛、和歌山等で栽培が始まっています。老化防止の効果が期待されるビタミンE、整腸作用の効果が期待の食物繊維(5.3g/100g)コレステロール増加の心配がない不飽和脂肪酸等たくさんの栄養素を含んだ果物。講座終了後、質問や保存法の提案もあり、聴講生の皆さんにも人気の果物である事を再認識しました。

尚、究極の保存法として紹介したのはリンゴ、イチゴ、ニンニク等の保存法として近年、低温、低酸素、二酸化炭素を多くする画期的なCA貯蔵法が開発され、11月に収穫された 安心、安全な国産リンゴが翌年初夏頃まで食べる事が出来る呼吸管理貯蔵法についてお伝えしました。CA貯蔵法:(controlled atmosphere storage)

食べ物

野菜では我が国で食べられるようになったのは歴史が新しく100年程しか経っていませんが鍋料理、漬物等色々な料理に合わせやすく、突出した栄養成分はないもののバランスの取れた栄養素がある野菜として人気の白菜を取り上げ、丸ごと及びカット購入時の保存法や調理の前に天日干しで旨みを出す法など美味しい食べ方の提案をしました。まとめとしては健康生活の為のヘルスリテラシー~健康法も自分にとっての正解を選ぶ時代「取捨選択」の時代~である事を聴講生へのメッセージとしてお伝えしました。   N