6月23日 前川公民館

中鉢芳子 会員

前川公民館での健康講演は当会では初めてになります。

ワクチン講話はどうしても固くなりがちなので、冒頭から敢えて自分自身の体験談を導入しました。mRNAの副反応で救急搬送された体験談はインパクトが強く、興味関心が高まります。

2020年、政府は新型コロナワクチンを「臨時接種」の位置付けとし「個人の自由接種」と決めました。自身の副反応の再被害を懸念し、この法案により私は2回目接種をしませんでしたが、戦後のワクチン接種は「義務接種」でした。日本政府はワクチン未接種者に罰金を課し、当時のお金で3000円。現在の貨幣価値では約30万円相当と考えられています。

レジュメに沿いウィルスと細菌の違い、不活化ワクチンと生ワクチンの違い、新型コロナワクチンで日本承認されている5種類も紹介しました。

現在日本はワクチンギャップを指摘されており「ワクチン後進国」と言わざるを得ません。治療薬の開発には時間や費用を要します。日本を含め世界の流れは「予防薬ワクチンで疾病を防ぐ方向」で歩んでいる事や、ワクチンの3つの目的を伝え収束に向けマスクの使用等、集団意識が大切な事をお伝えしました。

〆にご高齢者様に向け、インフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹の説明をしました。自治体の負担金等、各感染症により扱いも変わります。主流の肺炎球菌ワクチンは5年毎接種で質問も多く出ました。また帯状疱疹はテレビCMで「50歳以上は接種を」と流れ接種を迷う方々も多い中、費用記載資料は参考になりそうでした。

一般的に自費扱いのワクチンは確定申告に使用できないので、家計を圧迫します。

コロナ禍中断になった「帯状疱疹ワクチン定期接種法案」が通れば、ワクチンギャップ解消にも繋がりそうで期待します。