8月16日 戸塚西公民館

             佐々木育代 会員

今回、サブテーマを「社会参加」で準備していましたが、急遽「コロナの健康二次被害」も追加いたしました。

最初にフレイルとは?健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことですが、

フレイルを構成する3つの要素は①身体的フレイル②社会的フレイル③精神・心理的フレイルで、フレイル予防3つの柱は①栄養②運動+筋トレ③社会参加です。

の栄養はバランスよく摂取しタンパク質、カルシウム、それを吸収するビタミンDを意識して摂ること、口腔機能では歯周病菌が脳に行って認知症の原因になることや血管を通して全身のあらゆる組織に送られ悪影響を及ぼすなど口腔ケアの大切さ。

の運動はウォーキングのような有酸素運動が良いですが平坦を歩くだけでなく、階段、坂道、インターバルウォーキングなど入れ筋トレを意識すると効果アップ、とにかく自身に合った運動を継続することが大切。

の社会参加は「人とのつながり」が大切で、予防はこの3つが三位一体なので同時に改善する事、まとめにコロナフレイルの「た・ち・つ・て・と」で実践、継続に繋がるように具体的な実例を交え伝えました。

「コロナの健康二次被害」についてはいき過ぎたステイホームが生活習慣病を作ります。筋肉に刺激がいかない→筋肉が減る→2週間で7年分相当の筋肉が失われる→歩行困難、要介護、寝たきりのリスクに、さらに血糖値が上がり→血圧、脂質も上がりやすく動脈硬化が進行する→心筋梗塞、脳卒中などのリスクになります。

高齢者のフレイルは筋肉の減少が大きな原因になりますので体幹、下半身を鍛える事の大切さを説明し、どんな体操が良いかその場で出来る簡単な筋トレを皆さんと一緒に行い、最後に特に運動習慣のない方はご自身の体力、体調を考えて軽い運動から始め継続を心掛けましょうと結びました。