講演者:松島 勇次 会員

11月19日(水)中央ふれあい館にて講演を行い25名参加され熱心に聴いていただきました。

最重要課題の健康寿命とは、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間をいいます。健康寿命を厚生労働省が初めて算出;2010年では、男性70.42歳(平均寿命79.55歳で差は9.2歳)女性は73.62歳(平均寿命86.30歳で差は12.7歳)と発表しました。これをいかに10年延ばすには、特に腸の健康と日本の伝統食についてお話しました。

まず、和食の基本的な構成は、一汁三菜によって出来上がっています。一汁は「みそ汁」三菜は「主菜つまりメイン・ディシュが一品に、副菜二品の三つのおかずの組み合わせたもの」です。日本人が世界一長生きできる理由はここにあって、四季折々の新鮮な素材を、あまり手を加えないで持ち味を活かし、バランスよく食べる事によって病気を跳ね返し長生きします。

次に生命活動の要の腸についてお話します。健康な腸  腸壁には神経の繊維
腸は脳と同様の働きをし、ホルモンの分泌を促す重要な器官です。腸の運動はきわめて巧妙に仕組まれていて、食物の塊を必ず口から肛門に向かって運んでいます。そして、腸壁には神経の繊維が広がっていて神経の網タイツをはいているといわれます。脳に代表される神経系と腸に代表される内分泌に共通に存在する信号物質は、腸脳ホルモンと呼ばれています。免疫細胞の活性化のためには、免疫活動と深く関わっている自律神経をバランスよく保つことが不可欠です。

中央ふれあい館の皆さんは、参加者は少ないですが、話をさせて頂くとその都度相槌をうち、質問も多く非常に有意義な講演活動をさせていただいた実感があり満足でした。公民館の皆さんと管理士会のご協力に感謝致します。
有難うございました。