8月20日
川口市立中央ふれあい館
中鉢 芳子 会員
まず誤解している方の多い「熱中症」は「気象病」でない事をお伝えました。「熱中症」は暑い最中に脱水症状等で起こる体調不良で有り、「飲水・冷房」などで原因を取り除き予防が可能です。
対して気象病は「気温・気圧・湿度」など自然現象の変化によって生じる体調不良であり、病状も個人差が有ります。患者様は頭痛や関節痛など痛みを伴う病状が多く「医学的に正式な病名が付いていない病気」なので辛いのに家族や医師に理解して頂き難いようです。
気象病での体調不良をご理解頂くにあたり①自律神経 ②三叉神経 ③東洋医学 やや専門的な分野をご説明しますので、講演はプロジェクターを活用しました。また各神経系の説明では例え話に「銀杏の幹や枝」を用い「じゃんけん」を組込んだ参加型講演にして飽きない様にしました。
内耳の「前庭神経」は気圧を感じ取ります。低気圧では血管拡張し頭痛や眩暈が起こり易くなりますが、反面、寒冷では血管が収縮して頭痛を起こし易くなります。頭痛には200以上の病状が有るとされており、血管や血流は健康維持には大切です。
また自律神経は女性ホルモンの影響を受け易い事から「気象病」で受診する比率は女性に多いです。東洋医学では「気象病」を「水滞・水毒」と捉えます。現行の治療法では痛みの生じている部位の対処療法を専門医が診断し処方しますが、東洋医学では「木を見て森を見る」考え方なので慢性的症状の場合は、担当医師の判断で処方薬の他に漢方薬を取り入れながら改善へ促す方法も有ります。
最後は「頭の血行促進体操」を全員で行い、「三叉神経痛」や「気象病の予防」に役立てて戴きたいとお伝えしました。そして基本的生活習慣の「睡眠・食事・笑い・運動」を見直す事により自律神経を整えられ「気象病予防」に繋がると纏めました。