講演者:上原 道康 会員
8月19日、戸塚西公民館で90分の講演をしました。残暑厳しい中、大勢の方に聴いていただき、なにか役に立つ情報を提供しなくてはいけないと強く考えました。レジュメはテーマが、食生活と健康管理、食事時の会話として・・・。
項目を大きく3つに分けました。
その1は、今の時期は、夏バテ?夏負け?
その2は、熱中症予防の朝ごはんは、これが1番です!
その3は、枝豆はビールを飲む人だけのものではない!
それと、意識して覚えていただきたいことは標語スタイル(フレーズ)を取りました。例えば、高齢者の健康に欠かせない「カキクケコ」とは?カ・・風邪をひくな。キ・・気を病むな。ク・・喰いすぎるな。ケ・・検査に行こう。コ・・転ぶな。というように。それぞれを解説、ときには質問をして会場と一体になれるように進めました。
意識したことは「黙って聞いていなさい」「教えてやろう」という話し方や態度は絶対に避けること。高橋顧問がよく言われる、会場で居眠りをする者がいたらそれは講師の話が下手か興味を持ってもらえないから、ということを今回も常に意識して進めました。幸いなことにいねむりをした人はいませんでした。
夏バテ予防に、甘酒の話をしたところ大勢の方が興味を持たれたようでした。また休憩時間には、酒粕で甘酒は作れないですか?という質問もいただきました。
また夏野菜の話をした中で、キュウリの持つビタミンC破壊酵素、アスコロビナーゼについての話は、会場は少しざわついたような気もします。多分人参のアスコロビナーゼは知っていたが、キュウリもか、と言う思いがあったのではないでしょうか。
冒頭では、枝豆は豆類?野菜?どちらでしょうか?というクイズスタイルを取ったところ反応が良かったので、随所でクイズ方式を取り質問を投げかけました。例を挙げてみます。
- 夏野菜を食べ過ぎると体を冷やすと言われるのは何故?
- 平均寿命、健康寿命が発表されたけれどももっと重要視したいことは?(答えは最多数死亡年齢です)
- 「まごわやさしい」というフレーズが健康に良い食メニューと言われていますが、「ま」の豆はどんな豆ですか?
レジュメの中身について話し終えたところで、締めとして高齢者が95%を占める肺炎死について説明。
免疫力を維持するためには、低カロリー高栄養素の食事が欠かせないことを聞いていただきました。その原点は和食にあるということを理解してもらいたかったのですが、少しは参考にしてもらえるかどうかが気になります。
7分ほどの休憩を挟み、与えられた時間の5分前に終了しました。