講演者:幹 マサエ 会員

8月20日、中央ふれあい館で講演させていただきました。厳しい暑さにもかかわらず、19名の方たちが参加して下さり、とても嬉しかったです。
まず神経とは何でしょうかと投げかけました。
脳から体に伝える情報の道であることを確認して、神経のしくみ、自律神経の恒常性について話しました。
次に自律神経の交感神経と副交感神経の役割分担に話しを移し、馴染みのない言葉である交感神経と副交感神経を、お父さん神経とお母さん神経と呼ぶことにしました。
血流 交感神経お父さん神経とお母さん神経はどんな時にどのように働くのかを10項目をあげてみていきました。その中の血圧や心拍数のところから、自律神経が血流をコントロールしているということを読み取ってもらいました。そしてその血流に乗って酸素や栄養が一つひとつの細胞に届けられ、また免疫細胞も同じ血液で運ばれているので、血流が悪ければ細胞の機能低下や免疫力の低下につながることを話しました。
質の良い血液が体のすみずみまで届いていれば健康でいられるわけで、食事でとった食べ物が腸で消化・吸収されるときに血液の質が決まるので、食事はバランスよく、そして良く噛んでと話しました。
免疫との関係は、交感神経が活発に働いているときは顆粒球が増え、副交感神経が活発に働いているときはリンパ球が増えます。
リンパ球の数値はそのまま免疫力の高さをあらわします。年齢を重ねると副交感神経が落ちてくるので、いかに副交感神経を高める努力が大切であるか、また腸の働きを悪くするストレスと冷えの解消が重要であることを話しました。
講演内容を一度聞いただけで記憶に残すのはなかなかむずかしいものです。しっかり記憶していただけるように、今日の講演内容を復讐・確認ができるような替え歌を用意し、参加者のみなさんと歌って終わりました。