講演者:大脇 久子 会員
抗生物質ペニシリンはヒトにはなく細菌のみにある細胞壁を壊して細菌をやっつける薬。
しかし薬の多くは症状を抑える役目を担います。
私が勤務している医院の患者は八割方は糖尿病です。そのお薬について紹介してみました。
糖尿病Diabetes Mellitus,日本人で最初?菅原道真の記念切手。
砂糖はブドウ糖と果糖からできていますが、血液に吸収されてエネルギー源となるのはブドウ糖―ぶどうに多く含まれているー食事をしていない時もそのブドウ糖を供給するのは肝臓や腎臓の役目(糖新生)です。
インスリンの発見に貢献し後にノーベル賞を受賞したバンティング、ベスト、犬マージョリー。最初のインスリン製剤アイレチンその材料ブタの膵臓の山。
年々増えている糖尿病患者でもちゃんと治療している方は六割。
血糖の高い症状がでて病院に、その時既に膵臓の機能は50%に。怖いのは合併症です。
細い血管が障害される神経障害・網膜症・腎症(シメジ)、大血管障害である壊疽・脳卒中・狭心症・心筋梗塞(えのき)。
さらに歯周病、認知症も合併症といわれています。
糖尿病も生活習慣病の一つ。まずは食事療法・運動療法から。継続していくことが大変ですが大事なことです。
日本人に多く見られる2型糖尿病に今使われている薬を紹介。
薬を理解して自己責任のもと使うセルフメディケーションの時代到来です。
医療機関に罹っている方は「お薬手帳」はご自分のカルテにあたります。有効活用をして、
薬のアドバイスはかかりつけ薬局から!
まだまだ課題はいっぱいですが、老人会・健康管理士会の皆さんにこの場を借りて感謝申しあげま
す。