講演者:小竹治子 会員

12月19日 古唱会で「お風呂の効用」と題してお話させて頂きました
お風呂の効用は疲れや痛みが緩和され、緊張がほぐれると同時に身体が温まると高血圧の人の血圧が下がります。身も心もほぐれゆったりとした気分になります。
浴室はくつろぎの空間であります。浴槽のふちを枕に浮いた姿勢で浸かります。ぬるいお湯(39℃±1℃)は、気分も鎮まるので心身ともにゆったりします。20分から30分。この姿勢は肩までで無く首までどっぷり浸かることになります。うっすらと汗が出て芯まで温まります。

Girl with alarm clock in the bath

一日中 身体を締め付けいた洋服を脱ぎ、裸になってお湯につかると浮力が働きリラックスの空間になります。熱いお湯(42℃)は、交感神経を刺激し、身体が興奮状態になります。ぬるいお湯に浸かると副交感神経を刺激して身体がリラックスし夜はぐっすりと眠れます。冬場は浴槽の蓋を開け、湯気で浴室を温めておきましょう。
肌に泡を付けてぬるま湯でソフトタッチで流せば良い。加齢と共に張りや油分が自然と少なくなるので美肌を保つには、熱いお湯で「ごしごし洗い」は避けましょう シミが出来るので止めましょう。肌の潤いや水を保つ皮膚膜が取れてカサカサ肌になります。
又入浴を避けるときは、深酒した時。晩酌程度なら1~2時間後 酔いがさめてからが良いでしょう。食後60分以上の休憩を取ってからの入浴がお勧めです。休憩せずに入ると血液循環が悪くなり胃液の分泌・胃腸の運動が止まり消化吸収が悪くなります。

お風呂の中で足とお顔のマッサージを楽しむのも有意義な至福の時間になります。
去年の熱中症 交通事故 お風呂の事故の死亡者数
  熱中症   1731人
  交通事故  4013人
  お風呂は 17000人  
一日の疲れが出る夕方に、事故が起きます。熱中症の10倍。交通事故の4倍強の方が亡くなっております。是非今晩から一緒に入り危険を回避しましょう。
暑い時期 毎日のように新聞 テレビで熱中症のニュース。交通事故のニュースも乗ります。

何故 お風呂の事故は掲載されないのでしょうか? 唯一 歌舞伎役者の母親の事故がニュースになりました。
是非 調子の悪い時 深酒の時 の入浴は避け、正しい入浴と夫婦一緒に入浴されます事をお勧めします。