講演者:長谷部美紀代 会員
5月17日(火) 戸塚西公民館で講演しました。雨催いの一日でしたが、いつもご参加いただいている方々にお会いすることができました。
最近関心の高い認知症について、予防のための生活習慣として、
1.生きがいを持つ、
2.健康を維持するためには、
1)食事は種類を多く腹八分目②毎日運動を続ける、2)趣味や仲間を持つ。3)睡眠も大切。の項目を掲げて進めました。
認知症を早期(MCI)に食い止めることが最大の目標です。そのためには認知症とはどういう状態になるのかを説明し、家族やまわりの方々に早く気づいていただくことが必要です。
最近物忘れが多くなった。今日の日にちや曜日がすぐ出てこない。人と会う約束を忘れるなど、頻繁に起こるようになり、不安に思う場合は、住まいの近くに地域包括支援センターで、気軽に相談に行ってみましょうとお勧めしました。
認知症になりにくい生活習慣として、
1)食習慣では、食品の種類は多く、量は控えめにとること。ビタミンD、ビタミンB群、特に葉酸を含む食品をしっかりとる、脳の栄養素といわれるたんぱく質も毎日とること。必要量を示しながらお勧めしました。
2)運動習慣としては、なるべくこまめに動くこと、足首クイクイ運動や速歩で筋力アップをお勧めし、3)番目に、人とのふれあいを大切にし、仲間とボランティア活動をして、喜びを分かち合い、社会に役立つことも大切である。
4)は知的行動習慣として、三行日記をお勧めしました。
1行目は今日反省したこと。2行目は感動したこと。3行目は明日の目標を書く。以前に書いたものを読み返して、今日反省したことが毎日のように続いていたら、認知症に早期に気づくこともできます。
カラオケを楽しむ、美術館へ行く、映画を見るなど楽しいことを続けることが認知症予防につながります。また、熟睡することが若返りホルモンの分泌を多くしますので、昼寝と共に体を休めることの大切さも話しました。
熱心にお聴き頂き、質問も沢山出ました。お聴き頂き感謝!感謝!の一日になりました。少しでもお役にたつ講座を目指して努力していきたいと思いました。