講演者:長谷部美紀代 会員


このところ冷え込みが続いています。12月17日(土)に古唱会で講演しました。元気で長寿を全うしていただくためには毎日摂る食事は、健康維持に必要不可欠なものです。
最初に、流行が心配されているインフルエンザ、0-157、ノロウィルスなどの予防に欠かせない手洗いについて、埼玉県食品安全課からいただいた「手をきちんと洗えているかな?」の写真入りのシートを使って説明しました。
「写真で詳しく見るとわかり易い」と言っていただき、しっかり手洗いをすることが、感染症の予防につながることをお伝えしました。

レジュメに沿って、血糖値を抑える食事のとり方は、糖尿病予備軍にならないため一つの方法である食べる順番について。寒暖の差が激しい冬に多い心筋梗塞や脳梗塞などの予防として、血管を丈夫にするためには、運動を続け、血管から一酸化窒素を多く出すことにより硬くなった血管を柔軟にする効果があること。血液をきれいに保つための食材をお伝えしました。また高齢者の低栄養について、どうして低栄養になるのか、たんぱく質不足が原因であること。たんぱく質は体のどこに必要とされているのか、特に下半身の筋肉を強くすることが大切で、運動を続けることが、転倒・骨折の予防につながること。何をどのくらい食べればよいのか。手のひらを使って量をお伝えしました。そしてたんぱく質は必要以上摂っても尿として排泄されるので、腎臓に負担がかかること。毎日、適量摂ることをお勧めしました。

また、さまざまな病気を予防することにつながる「お・さ・か・な・す・き・や・ね」について、クイズ形式で答えていただきながら、どんな食材を指しているのか、その栄養成分にはどういう効果があるのかを説明しました。覚えていただき、毎日の食生活に役立てていただくようお願いしました。熱心にメモを取っていただく方も多く、感謝の気持ちで講演を終わりました。