講演者;小牟田健治会員

「中央ふれあい館講演内容」 がん予防対策8項目について説明しました。

1.    バランスのよい食事:6大栄養素を一日、または一週間単位でバランスよく摂る、塩分を控えめに、カルシウム不足に注意する。

2.  からだを冷やさない:高齢になると、運動不足で筋肉量が減り、血流が悪くなるため、低体温になる。免疫力が低下し、がんなどの病気にかかりやすくなる。夏の冷房は控えめにし、体温を下げないようにする。

3.  酸素を多く取り入れる呼吸をする:ウォーキングなどの有酸素運動が不足すると肺活量が低下し、呼吸が浅くなり、体に酸素を取り込む量が減ります。呼吸には吐く力と吸う力が必要です。高齢になると呼吸筋も衰えてくるので、呼吸筋を強くする呼吸法(握りこぶし呼吸法)を紹介する。

4.   血糖値を正常に保つ:高血糖の人ががんを発症する確率は正常な人と比べて2〜3倍になるといわれています。十分な酸素と37度前後の体温があるならば正常細胞は血糖を利用できるが、体内の環境が低酸素、低体温という悪い状態になると血糖を利用しにくくなり、この状態が長く続いたとき、正常細胞はがん細胞へと変身し、解糖系を使ってガツガツとブドウ糖を取り込んで増殖します。

5.  血圧を正常に保つ:高血圧による動脈硬化や、血管がボロボロになると栄養が細胞に行き届かず、細胞が死滅しがん化することがあります。

6.   ピロリ菌を退治する:慢性胃炎や胃潰瘍を放置していると、やがて胃がんに進展します。ピロリ菌の治療に保険が適用されます。保菌者の方は除菌治療をお勧めします。

7.   筋力を上げる運動をする:がんを退治する免疫力を高めるには血流をよくすることが大切です。2つの運動の紹介「開眼片足立ち」ふくらはぎの筋力をつける運動「スクワット」足腰、太ももの筋力アップ

8.   ストレスをためない:大きいストレスがかかると、自律神経のバランスが乱れ、心身に負担がかかり、ひずみが生じた状態となる。血流も悪くなり、細胞への酸素と栄養素が行き届かなくなり、がん化します。ストレス解消の第一歩は誰かに話すことです。話すことでストレスは半減されます。t