講演者;佐藤玲子会員

7月18日中央ふれあい館で講演しました。連日酷暑が続いている中27名の方が参加して下さいました。テーマは高齢者の低栄養ですが高齢者は肉を食べた方が良いという話ですと暗いテーマから期待の方向に持っていくことから始めました。

低栄養と聞いても特別な病気もなく、食事も3食きちんと食べていれば栄養に問題が有るとは考えにくいものですが平成16年の国民栄養調査によると65歳以上の高齢者17,9%が低栄養傾向という結果が報告されています。

高齢者の低栄養とは健康な体を維持するために必要なエネルギーや、筋肉、皮膚、内臓などを作るたんぱく質が不足している状態です。

低栄養になると不足したタンパク質、エネルギーを補う為に体の筋肉や脂肪が使われるようになり、身体機能の低下が進み、筋力や免疫力の低下、情緒不安定、認知機能や思考能力の衰えにも繋がり要介護や病気になりやすくなってしまう。これが怖いです。

低栄養になる要因は生活環境として一人暮らし、高齢者夫婦、経済的なことなど。精神的には無刺激による閉じこもり、うつや認知機能の低下など。身体機能の低下として味覚、嗅覚、咀嚼力、嚥下力の低下、唾液分泌の減少、消化液の分泌が減少するなどを説明。

低栄養状態を判断する3つの条件として*体重の変化 *体格指数(BMI) *血清アルブミン値についても詳しく数値を出して説明。

低栄養の予防は・バランス食・食事の回数を増やす・おかずから先に食べる・食べ易い形態にするなど。中でも

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バランス食の摂取方法を詳しく何時もの「卵1個」を基準にして説明。今回は特にタンパク質をしっかり取る必要性があるのでここでお肉を食べる事の意味を説明。高齢者はしっかりお肉を食べましょうには皆様笑顔。笑顔の中「卵1個」の話し忘れないで下さいと終了しました。