講演者;両角佳子会員

ご参加頂く皆様の現状把握のためにアンケートをとることに致しました。転倒経験の有無、転倒した場所と理由についてご記入頂き、転倒予防に必要な備えは何だと思いますかと質問したところ、運動が最多回答で食事や休養、段差解消、普段の心がけなどが続きました。皆様の意識が高いことが分かります。

転倒理由は「つまずく」のが最も多かったです。場所は自宅以外の外出先、道路、庭が多いのですが、うっかり自宅内でつまずいていらっしゃる方も多く、「すり足」なのではないかと心配になりました。

転倒は筋力の低下と共に増加しますが、加えて、たまたま体調が悪かった、薄暗かった、濡れていた、障害物があった、履き物がぬげたなどが重なって起こるものであり、具体的に生活シーンの中で転倒しやすい動作についてどう気をつければ良いかをお伝えしました。

今年度から2人で1回の講演をすることになりました。私はかねてから2人、3人で一転倒 老人 ねたきり 「ぬかづけ」つの講演を作りたいと思っていましたので大変ありがたいことでした。一つのテーマを複数の視点から捉え、違ったアプローチではあるけれど目標は転倒予防でありたいと思い、転倒予防のために必要な運動を住吉さんに指導して頂きたく、私からお願い致しました。運動が大事なのは講演を聞きに来られる皆さんも良くおわかりですし、わざわざ公民館まで歩いて来られる体力もある方ばかりですので楽しく動いて下さるのが一番です。

新郷公民館で私の盲点が分かりました。お酒を飲んで転倒することがあるなんて、下戸の身ゆえまったく思いもしませんでした。転倒予防の講習会でも習ったことがありませんでした。貴重なご意見をありがとございました。