講師:安倍 薫 会員
梅雨の合間の曇り空、西公民館にて講演をさせていただきました。西老人会の皆様はお天気など全く影響ないご様子で参加人数も常に多く、頭が下がるばかりです。
今回はパワーポイントを使って行う予定でしたが何故か機械のごキゲンが悪く急遽、内容変更で行いました。一気に頭の中で予定していた内容の時間配分も崩れ、話の流れがあまりつながらなかったように思いました。しかし、開き直りの心境で過去の話を思いだし、なんとか乗り越えなければ~とただその一心でした。
最初に老化の2大原因である酸化(サビ)と糖化(コゲ)について説明しました。その方の生活習慣によってその老化スピードは遅くすることができ、反対に老化を進めることもあるからです。酸化(サビ)を進める原因は、ストレス、喫煙、大気汚染、農薬、多飲酒、紫外線、薬etc.です。本来ならばその抗酸化物質(第7の栄養素⇒ファイトケミカル)のお話をしたかったのですがすっかり飛んでしまいました。
次の老化スピードを進める糖化(コゲ)の身体における体の症状として糖尿病、骨粗鬆症、白内障、高血圧、肌や髪の老化などいずれも血管に関与(タンパク質の劣化)しています。日本人の現在の食生活の中でかなり減少している第6栄養素の食物繊維について簡単に摂取出来る方法として“具だくさんみそ汁”を提案しました。キノコ類、海藻、冷蔵庫の残り野菜、大根の葉、かぶの葉でも何でも入れます。どの位、具だくさんかと言うとお椀によそった時にお箸が立つのが目安です。野菜やキノコ類の食物繊維を先に食べることで血糖値の急上昇をなだらかに出来ますし多くの野菜の摂取によりビタミン、ミネラル、一石何鳥だか分からないほどの嬉しい効果があるからです。
今回のアクシデントにより準備の大切さを痛感した思い出に残る内容になりました。