12月22日

県老連「健康づくり大学」

中村勇 会員

感染症は、今年一年を通して挙げてきたテーマです。ただコロナ禍で中止も多かったのが残念です。その新型コロナウイルス感染症、日本国民が、いや世界中の人が新型コロナウイルスの言葉に恐れおののいてきたのではないでしょうか。

先ず、感染とはどういう状態をいうのか、感染の仕組みを話し、その感染を防ぐために大切なことを取り上げました。①3密②手洗い・うがい・消毒③マスクエチケットの重要性。更にこまめの水分補給が感染を阻止するうえで効果が在ることを話しました。

ワクチン接種に振りまわされた感がありますが、我々の身体を細菌やウイルスから守る基本は我々が持つ抵抗力、すなわち免疫力が大切になります。しかし、その免疫力も加齢とともに衰えてしまいます。またストレスが免疫力を一時的に下げてしまうこともあり、そのためにはストレスの軽減、そして腸活です。なぜなら免疫細胞の大半が腸に在り、腸で私たちの身体を守るために訓練をしているのです。その訓練の相手が腸内細菌であるため、所謂腸活が要となるのです。腸内環境を整える方法(食って・寝て・遊ぶ)の三つを伝えました。

  • 食う(食事):バランスよく何でも食べ、食物繊維・発酵食品・海藻を意識する。
  • 寝る(睡眠):睡眠中の成長ホルモンが体を活性化してくれる(朝の太陽と朝食、メリハリのある過ごし方を心がける)
  • 遊ぶ(運動):決め手はやっていて楽しいことをやる、これが自律神経を整え血流を良くします。

高齢者のストレスは60%が自分の体への不安と答えている調査があります。今問題になっているコロナに対しても、大切なことは「正しく恐れること」正しい知識を持ち、感染対策をしっかりやることで「自分はこれだけのことをやっているのだから大丈夫」という、ある意味で自信を持つことも感染予防には大切であることを伝えて講演を終えました。