6月15日 中央ふれあい館

鈴木規子 会員

介護の現場で、利用者さんが話がよくできて、こちらもよく話がきけると、利用者さんの体調が良くなり、視覚障害の方も目が普段より見えるようになったのを何度も経験しました。

ここちよいコミュニケーションをとることができれば健康につながる可能性が大きいです。ここでは良いコミュニケーションをとるための会話力の勉強を次の7つのポイントで学んでいきたいと思います。

  1. 「話し上手」より「話させ上手」

話し上手は聞き上手と、聞くことが基本になっています。さらに話し上手は話させ上手という事もできます。話させ上手は相手に話しを上手く促す人です。話し上手とは相手の欲求を正確に受け止める事ができる聞き上手となります。

  1. 「共感」より「相違」

会話の本当の面白さというのは、相手と自分の考えや意見が異なるところにあります。お互いの違いを感じても、そこを注目して話を深めていくならば充実した会話になるでしょう。

  1. 「YES BUT法」

YES 確かにごもっともです。

BUT ですが、その場合には~

このように、まず受け止めてからこちらの意見を言うことです。

  1. 「メリット」を強調

何事もデメリットを強調してやめさせようとするより、

メリットを強調されると難しい事でもやりたくなる心理があります。

  1. 「擬態語、擬声語」

風がビューンと吹く。鶏がコケコッコウとなく。など擬態語、擬声語を使った表現は、より臨場感が伝わります。

  1. 失敗談の活用

間違いなく相手が食いつく会話の話題が失敗談です。

失敗談を披露することは会話も関係性も円滑にしていく有効な手段です。

  1. 人生好転の「言葉」

ハワイの伝承ヒーリング ホ・オポノポノでは

ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています

という言葉を繰り返しいうことで自身の心が浄化されるといわれています。

以上7項目の内容を通してコミュニケーションについて学び、最後に800年ほど前の残酷な赤ちゃんの人体実験を通して、人生においていかにコミュニケーションが大切さを学びました。