8月7日

川口市立西公民館

海老名 則子 会員

2025年には65歳以上の方が700万人に、そして5人に1人が認知症になると云われています。昨年6月には「認知症基本法」が制定され今年1月施行、それだけ認知症の方が増加傾向でそれに対処する事として考案されたのでしょう。認知症は大別すると4種類ある。

1.アルツハイマー型認知症、一番多いと言われ、20年以上かけてアミロイドβという蛋白質が脳に蓄積。属に「睡眠負債」とも言われます。だから良い睡眠をとりましょう。

2. 脳血管性認知症

3.レビー小体型認知症

4. 前頭側頭型認知症とあります。

2を除いて蛋白質(ゴミ)の蓄積です。

認知症に少しでも明るい光をもたらしたのは「レカネマブ」というお薬。アメリカは勿論日本でも承認されました。そして最近アメリカでは「ドナネマブ」いう薬も承認された。でもMCI(軽度の認知障害)にだけ効果が有ると云われ、高価でありながら副作用もあると云われています。

「認知症基本法」は「尊厳を保持、希望を持って暮らす」この内容を分かりやすく説明し、家族、周囲の方が優しく見守る事が大切。不安感が混乱状態になり感情をコントロール出来なくなり自尊心が傷つけられ体調が悪くなるので家族、周囲の方はハラハラしながらでも優しい気持ちで見守るのが一番です。そこから認知症の方の気持もゆったりと落ち着いて何かをやった自信が持てます。

「心」が動き「脳」が動くステップへと繋がると思います。皆さん「共存」という言葉をもっと身近に使っていきましょう。