7月23日

川口市立戸塚西公民館

山本 恵子 会員

熱中症警戒アラート発令がされた中、大勢の方にご参加頂きました。暑いからと家に引きこもっていると体も頭も凝り固まって働きが悪くなってしまいます。ずっと同じ姿勢でいると肩甲骨が同じポジションになってしまい肩・背中・頸まで痛くなってしまいます。背骨には自律神経が通っていて気持ちよく動かしてあげるとリラックス効果が得られます。

〈呼吸と心の相互関係〉

心が動揺すれば呼吸が乱れ、呼吸が乱れている間は心も平常になれません。息を吐いているときは自律神経の副交感神経が優位に働きかけます。目を瞑って内なる声に耳を傾け呼吸を整えていくと一息ごとに皆さまの表情が寛いでいきました。

ヨーガの実践では安定して体を動かせるように、始めに立ち位置の確認をしました。三脚をイメージして丹田に重心を向けるとバランスが調います。

当日は体育ホールでみなさんに大きな円を作って頂き、講師は真ん中に入りました。向かい合って行う時と違い参加者一人一人の表情が良くわかりました。肩甲骨の働きを説明したあと頸・肩・肩甲骨まわりをほぐしました。胸の前で手を組み数字の8を横に描くように廻していくと背中全体が少しずつ温まっていきます。体が硬い人も無理をしないで畳の目一目ずつ可動域を広げるように動かします。体がほぐれてくると表情も穏やかになってきます。

〈太陽礼拝〉の体位

人類は測り知れない昔から太陽を礼拝してきました。その熱とエネルギーですべての生物を養っている事実に畏敬の念を抱いたのです。そしてインドでは人々が日常生活の中で毎日太陽を礼拝することからこの体位が生まれました。

ヨーガを初めて経験される方にも無理をしないでマイペースで行っていただきました。

猛暑での開催でしたが、冷房管理が整った環境で、皆さまの協力のもと無事講演終了できました事に感謝いたします。