5月13日

川口市立南平文化会館

海老名 則子 会員

講演内容に興味を抱き休憩を少なくしてお聴き頂きました。

やはり歳を重ねると今聞いた事を忘れて、安易に「認知症かな~?」と言葉が出て来ます。それは自分が認知症じゃない事を表わす事で、物忘れは誰にもあります。その違いを「年齢に因る物忘れ」と「認知症の物忘れ」の表を見ながら説明しました。

そして認知症と高齢者の「鬱病」も類似点が多々ある事も説明しました。

認知症には色々な種類がありますのでそれを説明しました。2023年に「レカネマブ」のお薬が承認された事もご存知の方がおられました。今年一月には「認知症基本法」が施行され、捉え方が異なってきました。

  • 共生社会をともにつくる。共生社会とは、認知症に関わらず、一人一人が個性と能力を発揮しながら、互いに尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会
  • 認知症の本人の声を聞く。「全ての認知症の人が、基本的人権を持つ個人として、自分の意思で生活できるようにすること」を理念の一つとして、様々な取組みを進めていくこととしています。
  • 「新しい認知症観」に立つ。認知症になると何もできなくなるという考えではなく、認知症になってもできること・やりたいことがあり、地域で仲間等とともに、希望をもって自分らしく暮らすことが出来るという考え方。

*2024年12月厚生労働省発行リーフレット「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」より

興味津々で首を縦に振って頷いたり、メモをとったり「認知症」に非常な関心をお持ちの方が大勢おられる事に気付きました。