6月18日  川口市立中央ふれあい館

6月20日  川口市立新郷公民館

山下 義尚 会員

みなさん、「後出しじゃんけん」ご存じですか。皆さんは「後出し」で、私に勝ってください。次に、皆さんは「後出し」で、私に負けてください。勝つことより負けることになると、少し混乱しませんか。シナプソロジーは体を動かし、声を出しながら、頭を意図的に混乱させます。こうして頭の認知機能の向上を目指すメソッド(方法)です。

人が五感で得られた情報を、記憶したり、感じたり判断したり、行動を起こすための一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を認知症と呼びます。

アルツハイマー病に代表される、脳神経が変性して起こる認知症は、症状が進むと治療が難しくなってきます。アルツハイマー病の扉の入り口に、「面倒くさい」が待ち構えています。最近何をするにも億劫になってきた。今まで楽しんできた趣味が面倒だ。これは危険なサインだと考えてください。危険なサインを感じたら、まずは誰かに相談してください。かかりつけのお医者さん、地域包括支援センター等、自分の今を知ることは大切なことです。認知症の入り口に立っていても、健常者へ戻る可能性があるとの報告もあります。

脳を活性化させる習慣として、面倒がらず新しいものに挑戦する。なるべく人と接触をする。年甲斐もないことに興味を持つ。続けてきた趣味を楽しむ。もちろん、運動も取り入れる。こういったことも脳を活性化させると言われています。

シナプソロジーも新たなチャレンジのひとつとして、体験してみてください。