7月16日
川口市立中央ふれあい館
熊木 利治 会員
眠っている間に、私たちの体に何が起こっているのか? 睡眠のメカニズムやホルモンの関係を理解することが大切です。
まず、仕組みとして、睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返すリズムがあります。眠りは、ノンレム睡眠から始まり脳と体を休ませます。次にレム睡眠に移り主に脳は、記憶の整理・定着・消去を行います。
次に、睡眠の役割は、①疲れた体や脳を休ませる ②傷ついた細胞の修復、細菌やウイルス等に対する免疫力の保持・強化など体のメンテナンスを行う ③ホルモンバランスの調整をする。
睡眠と主なホルモンの関係として、
(1)成長ホルモンは、寝付いてから最初のノンレム睡眠時に活発に分泌され、成長促進、代謝促進、細胞を修復して老化をゆるやかにする。
(2)メラトニンは、日中に分泌されたセロトニンを原料として作られ、夜に分泌され睡眠を促す。また、免疫力を高めたり、抗酸化作用で老化をゆるやかにしたり、成長ホルモンの分泌を促す。
(3)コルチゾールは、朝の起床や活動の準備、免疫を調整したり、炎症を抑えたりする働きがあります。
そして、生活習慣を見直して快眠生活を送るためにはどんな過ごし方をすれば良いか、事例を挙げて説明しました。
(1)朝・昼・夜の時間帯にすべき効果的な生活習慣として、①「朝」は、毎日決まった時間に起きて、朝陽を浴び、朝食をしっかり摂る ②「昼」は、趣味に興じたり、外出したりして積極的に体を動かす ③「夜」は、寝る2時間前までに入浴する。
(2)こんな習慣はNGとして、①寝るための飲酒 ②寝る直前のスマホやテレビ ③夕方以降のコーヒーや緑茶 などを挙げました。
最後に、規則正しい生活習慣を身につけ、ぐっすり眠ることによって体の調子も気分もぐっと良くなり、健康でいきいきと毎日を過ごしましょう、と締めて講演を終了しました。