8月19日
川口市立戸塚西公民館
熊木 利治 会員
私たち人間は、一日の1/3は寝ています。その中で、睡眠はなぜ必要なのか、眠っている間に、体に何が起こっているのか? まずそこで、睡眠のしくみや役割などを理解し、日頃どのような過ごし方をすれば良い睡眠が得られるのかを説明しました。
初めに、睡眠のしくみとして、睡眠には①レム睡眠(浅い眠り)と②ノンレム睡眠(深い眠り)の2つのリズムがあり、これらが交互に②①の順で4~5回繰り返されています。浅い眠りでは主に体が休み、脳では記憶の整理・定着・消去を行い、深い眠りでは主に脳が休んでいる状態です。
次に、睡眠の役割として、①疲れた体や脳を休ませる ②傷ついた細胞の修復、細菌やウイルス等に対する免疫力の保持・強化やホルモンバランスの調整をしたりするなど体のメンテナンスを行う ③心身の疲れを癒して様々な機能を回復させる。
また、睡眠には「成長ホルモン」、「メラトニン」、「コルチゾール」など、ホルモンの働きが深く影響を受けています。
そして、良質な眠りを得るためには、日頃どのような過ごし方をすれば良いか、事例を挙げて説明しました。
(1)朝・昼・夜の時間帯にすべき効果的な生活習慣として「朝」は、毎日決まった時間に起きて、朝陽を浴び、朝食をしっかり摂る 「昼」は、趣味に興じたり、外出したりして積極的に体を動かす 「夜」は、寝る2時間前までに入浴する。
(2)こんな習慣はNGとして ①寝るための飲酒 ②寝る直前のスマホやテレビ ③夕方以降のコーヒーや緑茶 などを挙げました。
最後に、規則正しい生活習慣を送る中で、ぐっすり眠ることによって体の調子も気分もぐっと良くなり、健康でいきいきと毎日を過ごすことができるので、時々日常生活を見直してみることも必要ではないか思います。と締めて講演を終了しました。