9月17日
川口市立中央ふれあい館
岡 章次 会員
植物はこの世の中に酸素をもたらし、そして二酸化炭素を貯蔵し、この温暖化対策にも重要な働きをしています。人は衣食住・燃料・薬等にも恩恵を受けており、植物は私たちが生きていく上で欠かせないものです。
具体的な事例として、山口県萩市で明治維新直後に士族の救済のために栽培を始めた夏みかんのお話、戦後食糧難の時代、学校の運動場等も利用して栽培された「さつまいも」のお話、弥生時代から主食として今日まで栽培されてきた米のお話、その米、今危機に瀕しています、などなど。
野菜も植物の一つですが、今回、野菜の持つ抗酸化力、つまりその物質、食物繊維に焦点を当て、野菜にも人が生かされている点を野菜の持つ魅力と合わせて、お話しました。
野菜は生きるために抗酸化のための物質を自ら生み出しています。人は代謝によって活性酸素が発生しますが、活性酸素自体、細菌やウィルス等から身を守るために重要な働きをしています。ただ、紫外線・ストレス・たばこ・激しい運動等によって活性酸素が過剰に発生することがあり、それによって、体の酸化・遺伝子の損傷・老化の促進など様々な支障をもたらします。過剰に発生した活性酸素に抗してくれるのが、野菜の持っている抗酸化物質です。
次に食物繊維、腸活には切っても切れない栄養
素、今、注目されている水溶性食物繊維に多い発酵性食物繊維、これは腸内細菌によって発酵しやすい食物繊維のことで、発酵することで短鎖脂肪酸が生成し、それが抗炎症作用や腸内環境の改善等に役立ちます。
野菜は抗酸化物質や食物繊維に限らず、ビタミン・ミネラル等貴重な栄養素をたくさんもっています。そういう野菜ですが、近年、厚労省が推奨している野菜の目標量350g摂取できていない人が多くなっています。野菜350g以上摂取できるよう意識し、食事をしましょう。