9月9日
川口市立戸塚西公民館
篠原 由紀子 会員
9月9日は暦の上では重用の節句にあたり、菊の花の香を楽しみ長寿を祝った日ですが、暦とはかけ離れた猛暑がつづいています。秋は急に冷え込むこともあるので、日々の天候を確認してから服装を整える必要があります。
健康を考える上で、身体の健康だけでなく心の健康も同じくらい大切です。では心とは何でしょうか。それは頭の中にある、脳の働きによる精神活動全体をさすものといわれ、その人自身の性格を反映しています。人の性格の半分は生まれ持った遺伝子により既に決まっていて、生涯あまり変化しないといわれていますが、環境や文化、言語によって影響を受けます。そして、様々な心の体験を積むことによって脳は活性化されてゆき、次第に心をコントロールしたり、修正したりすることができるようになります。心の体験は、実際に体験することも重要ですが、本を読んだり、映画を鑑賞したり民話語り
を聞いたりすることでも可能です。様々な主人公に自身を重ねることで、他者の視点に立って考えることができるようになり、心の感受性が高まります。
昔懐かしい民話を聞いて、楽しい思い出や若い頃の自信をとり戻すきっかけとなることもあります。語り手と聞き手双方でつなぐ、ゆるい絆を楽しみました。
民話 「嫁さんになったねこ」 「半殺しと手討ち」「 ちっちゃこい神様」「竜ヶ渕」
若返りリトミック 「ごんべさんの赤ちゃん」 「桃太郎」 「納豆」