10月1日

川口市立西公民館

篠原 由紀子 会員

心和むとは、気持ちが穏やかになり落ち着くことです。民話語りを聞いていると、何故か心が和み、日々の疲れや緊張が解れて心が和らいでくるから不思議です

ヒトには「共感」という能力があります。実際に体験しなくても、本や映画、民話語りなど様々な物語に触れて登場人物の気持ちを共有し、他者の視点に立って考えることで、心が活性化されます。昔話は、いつ何処で誰がという設定がほとんどありません。なので、誰でも容易に主人公の気持ちに共感したり、自分と照らし合わせることで今の自分を見つめ直すきっかけになります。自分らしさに気付くことは、心の安定につながります。

・10月は神無月とも言います。昔この国には八百万の神様がいて、10月には全国の神々が出雲に集まるといわれていました。あるとき、男が神様を捕らえて一生たらふく食べる米をお願い(強要)したなら⋯「ちっちゃこい神様

・貧乏な百性のとなりには、たいそう金持ちだがけちん坊な長者どんが住んでいた、ある晩生まれたばかりの子ねこを、口減らしに隣の庭に放り出した⋯「嫁さんになったねこ

・川口に伝わる民話⋯「竜ヶ渕」

・ちょっと昔は何処の家にも富山の薬売りの置き薬が置いてあり、行商の薬売りが一軒一軒歩いて回ったが、あるとき急な雨でいつもの宿に泊まれなくなってしまい⋯「半殺しと手討ち

以上四つの民話語りと、若返りリトミック

ごんべさんのあかちゃんがかぜひいた」「桃太郎」「納豆」でわらべうた等を歌いながら皆さんと一緒に体を動かして心と体の若返りを図りました。