埼玉県健康管理士会 会員 田巻 昌良

12月7日(水)川口市西公民館で、テーマ「ウオーキングと健康」サブテーマを(元気に楽しく歩くために)として講演を行いました。
西老人会の皆様にお話するのは今年2回目、機会をいただいたことに感謝し、話を進めて参りました。交通機関の発達によってさまざまな弊害も生じて来ている。少子高齢化や核家族化などの理由から地方などでは過疎化が進み、交通事情も変化し自家用車やタクシーなどに頼らざるを得なくなっていることも弊害の一つであることを説明しました。このことと同じように深刻な弊害として

  • 運動不足と生活習慣病の拡大
  • 交通渋滞、交通事故の増大
  • 大気汚染、地球温暖化

これらのうち「運動不足と生活習慣病の拡大」については歩くことで予防・改善が期待出来ること、「ウオーキング」を習慣にすることでこれ以外にも期待出来る効果があることを説明しました。
殆どの人が知っていて尚且つ自分もやってみたいと思っている「ウオーキング」。
簡単で誰もがいつでも出来ることですが、ケガや故障をしないで楽しく歩くためにはそれなりの準備が必要だということを主眼において話を進めました。
まず本題に入る前に、日常生活の中で何か運動をしたいとかウオーキングをやりたいのだけれど中々時間が取れないという人たちのために「健康日本21」の運動の一環としてまとめられた「健康づくりのための運動基準2006」の中で述べられている《1週間の身体活動の量》の目安についての考え方を一部の例をあげて説明し、日常生活の工夫でまとまった時間が取れなくてもそれなりの運動効果を得られることも知っていただきました。

ウォーキングと水分補給

本題では、「楽しく歩くための準備」として健康チェックのこと、ストレッチの重要性

  1. 「歩く前に知っておきたいウオーキングのこと」として9つのウオーキングの効果、疲れの種類とその予防、ウオーキングを行う時間帯、食前と食後に行った時の各々の効果を、ここでは特に運動・ウオーキングを行った時の効果がどのくらい持続するのか、その理由などを強調して説明し継続することの重要性を知っていただきました
  2. 「楽しく快適に歩くために」として姿勢・歩き方・用具、ウオーキングの強さ(運動の強さ)では1日1万歩の根拠について知っていただき、正しい水分補給について、自分なりの歩くコースを作ることを勧め
  3. 「ウオーキングあれこれ」としてウオーキングのはじまり、歩み、各地のウオーキング大会、特に埼玉県に関係する大会などについて紹介しました。

9月24、25日川口市で行われた「第4回きらり川口ツーデーマーチ」は2日間で役員、ボランティア含め3,308名が参加したこと、また11月4、5、6日に東松山市を中心に行われた「第34回日本スリーデーマーチ」はとても大きな大会で今年は世界12カ国・地域から49名、3日間合計で役員、ボランティア含め72,280名の方が参加したことを説明しました。
また、川口市内には季節に応じて歩けるウオーキングコース8種類があることを今回用意した資料ともども説明しました。
健康に自身がついたら各地で開催されるウオーキング大会に参加して、全国各地のウオーカーとふれあい、その素晴らしさにふれていただきたいことをお願いし講演を終わりました。
健康管理士会の会員の皆様にも応援していただきました。感謝いたします。
講演後の10日、11日に沖縄県名護市で行われた「第24回名護・やんばるツーデーマーチ」に参加し10日23㎞、11日20㎞を完歩して来ました。
全国37都道府県から2日間で1,600名余りの人たちが集う大会となりました。天候には恵まれない大会でしたが全国から来たウオーカー達との交流はとても素晴らしいものとなりました。