埼玉県健康管理士会 会員 窪田 克也
12月17日(土)、川口市西公民館で古唱会の皆様に「ハーブや植物の効用について」をテーマに講演しました。
前半はハーブとは何か、ハーブの歴史について。後半はその使い方を1日のレシピ集にまとめて、皆さんに馴染みのあるハーブから、ちょっと変わったハーブまでその使い方と効用を中心に紹介しました。
ハーブとは、ラテン語の草を語源とし「香り」や「風味」がありよく利用価値のある植物の総称で心身の健康を支えてくれる植物です。
代表的ハーブであるペパーミントを例にすると、ペパーミントはお茶や料理からガムやタブレットのお菓子類、そして芳香剤や軟膏など生活に使う様々なものに、その効用が認められて利用されています。
このペパーミントに代表されるように、香りがあり、健康や生活に役立つ植物をハーブと呼んでいます。
植物を病気や怪我をした時の薬、健康を保つのに有用なものとして利用してきた事は、古今東西変わりありません。西洋ではメディカルハーブとして、東洋では漢方や民間療法の薬草として利用されてきました。
料理に使う場合は、日本とヨーロッパのハーブでは、その使いた方に特徴がでます。肉食を主食とするヨーロッパでは、食材につける調味料として比較的香りが強いハーブを使うのが特徴です。
それに比べると日本は、四季の変化や高温多湿の気候、梅雨などがあり、食材の保存に工夫が必要になります。そのため、植物の持っている薬用効果が重要視されてきました。
「薬味」という言葉も 中毒を防ぐ薬のような役割としてその名前がつきました。このように日本でも昔の人の知恵で、様々な植物を生活の中で利用して来たと言えます。
ハーブを使った一日レシピではお茶やハーブを使った料理、日本の薬味を使った料理、精油を使った健康法などを紹介しました。
その一例とした「ローズマリーのハニートースト」で使うローズマリーは特徴として、消化器系の働きを高める作用や抗酸化作用があります。
朝食欲がなく、胃腸もまだ働いていないなと感じた時によいと思います。また、精神的な過労、無気力、記憶減退にもよいでしょう。ローズマリーは「記憶のハーブ」と言われているように認知症の予防にも良いとされています。はちみつと一緒に採ることで、脳と身体のエネルギーの補給に最適といえます。
このように、ハーブを上手に使うことで、健康や生活に潤いを与える事が出来ます。いくつかレシピをご紹介しましたが、一つでも参考になって頂けていれば幸いです。
古唱会の皆様しは熱心に聞いて頂き大変感謝しています。また健康管理士会の会員の皆様にもご指導・応援を頂き、大変ありがとうございました