6月5日
川口市立西公民館
髙橋 潔 会員
冒頭、今月から始まった健康診査の受診の案内、そして暑さに慣れるよう暑熱順化を奨めました。また、朝食は摂りましたかの問いかけに即、「はい」の返事が来ました。反応は上々の様でした。会場は満杯状態でした。
「食事をすることは生きていく為に欠かせないことです。食事ほど元気に関わる大切なことはありません。」とスライドを使って講演に入りました。
美味しい感覚は脳のド-パミン分泌を増加させ幸せを感じさせて、「見た目の美しさ、舌触り、香り、味、音」と五感の全てを使って無意識に判断しているので五感を刺激することが脳の活性化にも繋がる事を提示しました。
続いて下記についての説明をしました。
- 高齢者の栄養摂取のための工夫
- 10の食材 目標は7つ以上摂取 東京都健康長寿医療センター研究所健康寿命ガイドライン策定委員会作成の合い言葉「さあにぎやか(に)いただく」について具体的な例を挙げて説明。
- こ食のリスク 9つのこ食について「孤・個・固・小・濃・粉・子・戸・虚」のそれぞれの具体的な説明に入りました。孤食が進むといろいろなリスクが生じます。(欠食・肥満・低栄養・うつ等)それではどうすれば良いかについては今後の大きな問題ですが、特に高齢者の「孤食→共食」の問題を何とか解決して、「共食」を楽しんでいくという考えを説明しました。
家族や友人と会話をしながら食事を楽しんでください。
外食や食事会などに参加することも食欲増進に繋がります。
最後に一言。「本日の要点・・・○さあにぎやかにいただく○孤食から共食へ」を復習して講演を終わりました。