6月18日

川口市立戸塚西公民館

田村 欣也 会員

水の話ではありますが、時節柄、熱中症予防の話から入りました。さいたま県広報紙の彩の国だより6月1日号をお見せし、熱中症特別警戒アラートが運用開始になったことを伝えました。そして、その中で県民の高齢者向けの「合言葉」が新聞に紹介されていることを話しました。

―3食しっかり。―意識して水分を。―たっぷりの睡眠。―まずエアコン使用というもの。

本題に入り、朝起きたらまず一杯の水を飲みましょう。胃をほどよく刺激して朝食がおいしくなります。百寿者はしっかり水を飲みます。便秘対策にもなります。特にご婦人は水分をとる量が少ないので、意識してとりましょう。コップ1杯の水

人に会う前にも水を一杯。口臭を消してくれますし、水を飲むと穏やかな気持ちになります。

水は「早めに、こまめに、一回一口」です。喉の渇きは人間の感覚の中で最も遅いですから、喉が渇いたと感じる前に早めに飲みましょう。沢山汗をかいたときなどはグイっと飲みましょう。お風呂に入る前にも一杯飲みましょう。入浴中に結構汗をかきますから。寝る1~2時間前にも少し水を飲んだ方が良いでしょう。トイレが気になる人には白湯をお勧めします。

汗とは違うのですが、寝ている時も含めて、一日に皮膚や呼気から900㎖から1ℓの水分が体外へ出てゆきます。これを不感蒸泄と言います。

水をとる量については専門家によって少し異なりますが、夏も冬も2.6ℓだといいます。飲み水で1.4ℓ、食事で1.2ℓという数字を紹介しておきました。