6月21日

川口市立新郷公民館

南野 和治 会員

雨降りの中、少数の聴講者でしたが皆さんの真摯な受講態度には感銘しました。

2025年には高齢者の5人に一人が認知症になるということ世界中では3秒に一人が認知症になっているともいわれています。そこで日々の生活実践を通して誰もができる認知症の予防策を話しました。

先ず口の健康を重視する事特に噛む事の大切さを強調し認知症との関連等を説明しました。そして口の機能を鍛え維持する健口体操を皆さんと一緒に行いました。そして日々の生活の中で実践してほしい以下の四つの事を話しました。

「まず歩きましょう」という事、1週間に3回以上歩いている人と全く歩かない人では歩く人の方が認知症になる率が低いと言われています。歩きながら俳句を作ったり好きな歌を口ずさむなどの散歩はより効果ありと言われています。

次に人とつき合う、話す。コミュニケーションをとり孤立を防ぐこと。孤立と孤独は異なる旨等を説明しました。

そして今日一日の出来事を思い出し、日記を書くことは、右脳左脳を活性化すると同時に、一日のけじめがつくことで認知症の予防となることを話しました。

最後の習慣として感動こそ心のビタミン。趣味や好きなこと、新しいことに挑戦してワクワク・ドキドキすることが最大の認知症の予防になる事を強調しました。

締めくくりとして認知症予防の替え歌を皆さんと一緒に歌い講演を終了しました。いずれにしても、シニアの方対象を念頭に、難しい言葉や専門用語は努めて使用せずにわかりやすい内容を心がけました。