講演者:斉藤 常夫 会員

  1. 考え方の重要性
    考え方が人生を決めるともいえるその重要性について、私の体験談も入れて話しました。日常生活の中での思考について、プラス思考をいつも意識することは難しい。しかし、マイナス思考が重なったり、長く続いたりすると、やはり、ストレスを溜めることになり、病気につながるので、これは避けなければなりません。いつもこのことを意識しないで、習慣化するためには、なんといっても、目標の設定だと思います。些細なことでも、自分の健康に良いことは、目標を立てて、それを実行することが大切であります。その結果、目標が達成できれば、達成感という心の満足感を味わうことができ、それがやがて自信につながることを強調しました。もちろん、悪い習慣はこれを改めなければなりませんが、何事も実践と習慣化が必須であります。考え方が人生を決める
  2. 健康長寿の実現
    健康で長寿を迎えたいとは、万人の願いと思いますが、これも目標を設定し、病気の要因をできるだけ排除することに留意し、基本的な重要事項を実践することで実現できることが、多くの事例で示されています。したがって、①バランスのとれた栄養②適度な運動③十分な休養をベースにして規則正しい生活をして、生活のリズム、自律神経(交感神経、副交感神経)、ホルモンの分泌が上手くつながり、できるだけ、リラックスできる体勢を整えることが重要と考えます。
    この意味でも、笑いのある人生を心がけていただきたいと思います。笑いは免疫力をアップし、病気予防には極めて大切であります。
  3. ストレスの予防と解消法
    ストレスが引き起こす病気は、大変多く、われわれストレス社会に生きる人間にとっては、これを軽視せず、予防と解消法を心得ておくことが大切です。
    まず、危険な兆候として、・疲れやすい・肩こり・目の疲れ・めまい・入眠困難・動悸・息切れ・食欲不振・下痢・便秘など絶えず体調を知ることです。
    特に気分障害として、うつ病に注意することを強調しました。従来のうつ病と新しいタイプのうつ病について、説明しました。しかし、これに対する対策として、平素より、プラス思考や思考の柔軟性に気をつけておくことで、予防できることを説明しました。ストレス解消法としては、睡眠を十分にとる、ゆっくり風呂に入る、音楽を聴く、腹式呼吸をする(みんなで一緒にやりました)、森林浴、運動、食事など楽しいことを行うことで解消できることを説明しました。
  4. 楽しむ人生を心がける
    楽しい人生を送ることは、生きがいを感じるし、また健康長寿につながるのです。そのために楽しい趣味や旅行など、できるだけ笑顔ですごせるように工夫を凝らしていただきたいと思います。

また、「自分の人生は自分が主役」です。これから将来に向かって進むのですから、今が一番若いのです。もう歳だからと思わないで、“今が大切”ですのですばらしい人生を自分の考えで送っていただきたいとお願いして終わりました。
最後に、食べもの10倍歌 高橋義一作をみんなで合唱し、その内容に付き高橋顧問より解説していただきました。