講演者:上原 道康 会員

「食べることと健康について考えよう」という演題で、2時間の講演をしました。
冒頭は、平均寿命、健康寿命、最多数死亡年齢、平均余命にについて語りました。平均余命ついては5歳ごとの解説をしました。
2番目には、日本人の死亡原因について話しました。特に肺疾患では、死亡者の95%以上が65歳以上の人であることと、その原因について語り、脳疾患の項目では、死亡原因の4位になったとはいえ、発症件数は減っていないこと。万一発症すれば早く病院に行かないとたとえ助かっても重篤な後遺症が残ることなどを説明。脳梗塞発症の前触れでは、津留清会員が前に出てくれてご協力をいただきました。
手元に準備したA3サイズのマインドチャートによって記録した項目に漏れがないかをチェックしながら聴いていただきました。
3つ目は、「天命を全うするにはどんな食生活が良いのでしょうか」ということについて聞いていただきました。「まごわやさしい」は来場者の多くが聞いたことがあるということで大変やりやすかったです。この項目でも、私がしゃべりすぎないように心がけ、質問形式、挙手をしてもらうスタイルを多用しました。
休憩時間には、3名ほどの方から質問を受けました。質問者がまたは対象者が通院中でないか、薬を飲んでいないかを確認の上で、質問に答えました。
再開後は、再度マインドチャートで時間配分が上手くいっているかを確認。
参考資料として配布した「シニア世代が健康であり続けるためには」を見ていただきながら、「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」「七五三」という頭文字で始まる健康上の意識してもらいたい点をそれぞれ解説。例えば「か・き・く・け・こ」の「か」は風邪をひくな。「く」は食いすぎるな。「こ」は転ぶな、といったことを話しました。
ここまでは確認の上、時間配分に問題がないと判断、成人病予防協会で言っている「テクテク」「カミカミ」「ニコニコ」「ドキドキ・ワクワク」という標語についても説明しました。
次は「100歳で健全者の特徴は・・・」という項目に進み、糖尿病が少ないなど5つの点を解説しました。
最後は「元気で来年の春を迎えるために注意したいこととは」について話しを聞いてもらいました。コップ1杯の水最初は、「寝る前のコップ一杯の水を飲むことについて」。
2つ目は「入浴時の事故防止について」ですが、ここでも来場者に挙手をしていただくというスタイルを取りました。
締めの段階では「更年期は、リニューアルオブザイヤーである」と話し、「アメリカでは
95歳以上が本当のお年寄りと言われています」ということを説明。買い物などで店員が、「おばあちゃん100円安くしておくよ」と言われたら「あんたは私の孫か!」と怒るぐらいの気持ちを持ちましょうということで終わりました。