講演者:住吉 修 会員

6月20日(水)戸塚西公民館でご参加者28名をいただき講演をいたしました。
テーマは運動という視点からもう少しカテゴリーを絞って、ウォーキング&ジョギングと謳ってみました。講演内容の構成を紙面で再現してみようと思います。

まず現代人は運動不足からなる生活習慣病に悩まされているということ。しかし、便利さに慣れた現代人は身体を動かすことが億劫になっています。そこで生活の中に運動習慣を取入れ、健康で精神的にも豊かな生活を送りましょうといった提案です。その切り口がウォーキングであり、ジョギングですというストーリーにしてみました。また運動習慣の継続には”快適”、”仲間”、”感謝”といったキーワードが大切ですと説明させて頂きました。

いつもの着座いただいたままの運動は座りながらの腕ふり、足踏みをメインにしてウォーキングのフォームをご指導させていただき、そのメカニズムと効能をご案内しました。ご参加者のなかに1人、挙げた手足が緊張した高校球児のように左右で一緒になってしまう方がいて、ほのぼのとした笑いが起こるとともに会場にも親密な空気が流れました。

その場歩きの前後にはウォーミングアップとクールダウンのコーナーを設けました。ウォーミングアップ時には動的ストレッチ(少々反動や弾みをつけるストレッチ)でエンジンを始動させていきます。かたやその場歩きの後は静的ストレッチ(こちらは反動をつけずゆっくり筋を伸ばす)で使用部位を弛緩いたしました。近年のスポーツ界でもストレッチを二分化させ始動前は動的、プレー後は静的のストレッチを使い分けて効果をあげているようです。

最後に講演終了後のエピソードです。私がバス停に向おうと公民館の出口にきてみると、先程講演にご参加いただいた女性二人がせっせと私がご案内したトレーニングを実施しているではありませんか。お声がけしたところ、最近姿勢が悪いといわれるので体幹が鍛えられるというので試していますとのこと。思わず「ありがとうございます。」と感謝のご挨拶させて頂きました。そのトレーニングは”腰割り”といってお相撲さんがよく花道に入場する前に腰を上げ下げしているアレです。何百年も昔のまだ体幹という概念が無い時代から日本人は経験則からこのトレーニングを続けているのですね。本当に日本人の知恵はたいしたものです。

以上住吉のレポートでした、ありがとうございます。

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