講演者: 重田健一 会員
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21日(水)中央ふれあい館に於いて「野菜、果物摂ってますか? 健康生活への道 夏編」の講座を開催いたしました。
当日は暴風雨にも関わらず、27名の皆さんにご来館頂き、健康管理士会からは会長代行の稲田さん、次月講座担当の小竹さんにお手伝いを頂きました。
まず、健康寿命について解説し、世界の健康寿命(WHO世界統計2015より)では我が国は第一位であり(74.9歳・世界平均63.1歳)野菜、果物摂取との関連も一つの要因であることを理解頂きました。国内に於いては山梨県が男女とも健康寿命一位であり、(埼玉県は男女ともベスト10に入っていません。)
因みに山梨県は野菜摂取量の他、食事時間(朝・昼・晩)の長さ、保健師数が多い、要介護認定率の低さ等が挙げられます。(女子栄養大学・月刊誌・栄養と料理より)
続いて、永年アフリカで医療活動をし、食物繊維の有効性が注目された英国、バーキット博士の研究結果である「原住民の摂取量の多さが大腸の病気が極めて少ない」事を事例として挙げ、食物繊維が野菜、果物特有の成分であり、毎日欠かさず目標量を摂取することを推奨しました。
そして今回講座のメインは世界中で最も消費量が多く、これから露地栽培の旬を迎える「トマト」の栄養効果、簡単レシピ等を紹介し、生食だけでなく加熱料理によって、生きてくる旨み成分(グルタミン酸)効果を、是非今晩のメニューに加え、味わって貰うと共に、その他夏野菜、果物の栄養知識、食べ方等もアドバイスし、今夏を元気に乗り切る為、地元野菜(地産地消)の消費促進を併せてお願い致しました。
今回「まとめ」としては、「エネルギー」と「栄養」のバランスをしっかり摂る事は勿論、野菜は「生食」から「焼く」「炒める」「蒸す」「煮る」「和える」「茹でる」「揚げる」等様々な調理方法があり、食べやすさ、栄養効果も異なります。
色々な調理方法実践し、旬と新鮮さにこだわり、毎日楽しい食卓にして貰う事をお願いし締めくくりました