講演者:佐藤玲子 会員


梅雨の晴れ間の6月17日古唱会で講演しました。毎回話の中で卵を使用しますが古唱会の方達の中で古い歌で「ミネソタの卵売り」知っている方いらしたら歌って下さいとリクエストをし歌っていただき和やかな雰囲気の中からスタートしました。健康寿命を延すという事は簡単に言えば全身を流れている血管を如何に長持ちさせるかという事。

では血管を大事にするにはどうすればよいか。

人間の生命と活動を支える源となるのは食事なので大きいポイントは食事が要因になる事を話し、生命の維持には欠かせない酵素や、ホルモンを作る大切なタンパク質と体を動かす活動源となるエネルギーはタンパク質の他に脂質、糖質の3大栄養素から供給されていることにつないでいきました。

食べ物は一つの食材だけを食べても体に良い働きをしない、バランスよくいろんな物を食べる事により体に良い働きをしてくれるという事は食べ物を食べると体の中で代謝される時には・糖質をエネルギーに変える時はビタミンB1・脂肪の代謝にはビタミンB2・タンパク質の合成にはビタミンB6がそれぞれ手助けをしてはじめて栄養素として働いてくれるという事を話しました。

これが良く解る例として他の講演などでもよく話題になる江戸時代には「江戸患い」と呼ばれていた「脚気」ですがこれは江戸時代の江戸では精製された白米を食べる習慣が広まって脚気患者が多かったそうで13代将軍の徳川家定も脚気が原因で死亡したとも言われていることを話しました。また骨を強くするためにとカルシウムを摂らなければと牛乳をよく飲むことが有りますがこれも牛乳だけ飲んでも丈夫な骨は作られないこと。やはりビタミンD、マグネシウム、リン、ビタミンC、ビタミンK、鉄、たんぱく質などが必要な事を話しました。

5月の講演内容は皆さん覚えている方も多いので5月の時に上原講師が話されたごはんと納豆を食べる時に納豆のトッピングはネギ、生姜、かつお削リ節はどれが一番良いでしょうと言うクイズを再度皆さんに問いかけ、正解の「かつお削り節」の声を頂きましたのでその理由を改めて説明し、いろんな食べ物を組み合わせ食べる事が大切なことを解ってもらいました。その後はいつものようにL卵1個80キロカロリーを使ってバランス食、摂取量、腹八分の話と続け健康寿命を延すには運動も必要なので今、自分が出来る体を動かせる事を見つけてコツコツ続ける事が大切。継続は力なりです!

最後に新聞に掲載されたあかつき健康ラジオ体操会に参加されている古唱会の会員の方も多数いらっしゃいますのでいつまでもラジオ体操と、心の栄養になる歌う事も続けて健康寿命を延しいつまでもお元気でと結んで終了しました。