講師 長谷部美紀代会員

10月17日(火)戸塚西公民館で講演しました。秋雨前線の停滞により雨続きでしたが、雨も上がりホッとしてのスタートでした。
~食事の工夫と運動で活動的な毎日を~というサブタイトルで話を進めました。

 今、各市区町村でフレイル(虚弱)予防事業が進められています。健康で人生を全うするためには、精神的、身体的に自立した生活を続けることが望まれます。要支援・要介護に至る前に、食生活と運動に気を配りながら社会活動をし、皆で喜びを分かち合いいきいきと活動することが健康長寿につながるのではないかと伝えました。

先ず、新型栄養失調(低栄養)について、健康寿命を延ばすためには、70歳以上の5人一人がたんぱく質不足であると言われている現状を説明し、筋力を低下させないためには、肉、魚、大豆製品、卵、乳製品などを毎日摂ることが必要であること。
最近「シニア世代は肉食を!」と言われています。魚、野菜、乳製品、海藻、キノコ類といろいろな食品をとることが必要ですが、長寿の方々は、好んで肉を食べており、肉は効率的にたんぱく質をとることができるのでお勧めしました。また、たんぱく質は1日に必要な量以外は尿として排泄されるので、毎日必要量をとることが大切であること。ただ腎臓に症状がある方は、たんぱく質やカリウムの摂取が制限されているので、担当医の指示に従ってくださいと。

「10食品のチェックシート」を使って参加者に朝と昼の食事をチェックしていただきました。これにより摂ってない食品に気づくことができ、夜の食事にとり入れてもらうことができ、バランスのとれた食生活を送ることができます。
次に「骨を丈夫に」では、カルシウムとマグネシウムを一緒にとることがより効果的であること。「床ドン」運動に挑戦していただき、かかとに刺激を与えることにより、骨を強化することができるので毎日続けましょう。閉じこもりにならないように1日一回は外出し日光浴をし、骨粗鬆症予防をしましょう。と提案しました。

寒さに向かうこれからはインフルエンザや肺炎予防のため一層免疫力を上げておくことが大切であり、食物繊維や、発酵食品などをしっかりとり、腸内環境を整えて免疫力をアップしておきましょう。

最後にインターバルウオーキングを紹介し、変化をつけてウオーキングを楽しんでいただくことと、寒さに向かって血圧の変化に気をつけ、心筋梗塞などを起こさないために、ストレッチをして体を温めてから起床することをお勧めし、ストレッチの方法と貯筋運動5種目に挑戦していただきました。 いつもながら熱心に聴いていただき感謝いたしました。