田巻昌良会員
所謂「講演活動」ではありませんが掲題のような活動を行いましたので報告します。
私は現在、田上町食生活改善推進員協議会の会員として活動しています。
私の町には公立の幼児園と私立の幼稚園の二つの幼児施設があります。
今回二つの施設の園児たちへ食育指導活動を行いました。

幼児園は4歳児、幼稚園は全員が対象です。
この劇の目的は、身近な料理の中には色々な食材が使われていてそれらは色・香り・味わい・季節
感や体に必要な栄養素が含まれていることを知ってもらい、子どもたちが自分で自分の健康を
守り、元気で豊かな食生活を送る力を幼児期から育つように支援することです。

協議会の会長、副会長と会員(私を含め5人)の7人で、町の管理栄養士が進行役の人形劇です。
私の町はお米、桃、梅、筍などが特産で、それらを主題としたクッキングバージョンレンジャーの田上レンジャーが用意されていて折あるごとに活動しています。今回もそのレンジャーのミニチュア版を使っての人形劇です。子どもたちにはとても良く知られている人形たちですので私達役者(?)もとても楽しく演じることが出来ました。


劇の内容を簡単に説明します。
今日の給食はカレーライスです。ですが「たっ君」は野菜も肉も大嫌いです。カレールーだけの
カレーが食べたいと言ってます。そこへカレーを美味しく作ってくれる「カレー大王」が現れます。
この大王が給食のカレーの中に入っている野菜たち(今日の野菜はニンジン、タマネギ、ジャガ
イモと肉)の秘密と食べるとどうなるかについて食材役の私たちを使って子供たち向けに説明し
てくれます。

秘密を説明し終えた私たち野菜は鍋の中に飛び込み食材の役は終わりで、再び田上レンジャーの
人形になってカレーが出来上がるまでカレーライスの歌を歌い、最後は子供たち全員とたっ君が
カレーライスを食べる、という話です。
私達役者は人形操作のため陰にいますので子どもたちの顔を見ることは出来ませんが時々聞
こえてくる“キャー”“ワー”という声で楽しさが伝わって来ました。
『子どもは宝』と言います。
この子どもたちが元気に健やかに成長してくれることを願うのは親は勿論、同じ地域に暮らして
いる私達も同じです。
地元で依頼を受けて講演を行う場は大抵が高齢者向けです。が、私自身は子育て中のママ・パパ
向けの講座をやってみたいと予てから考えていました。以前、町の公民館で臨時職員として活動
していた時、子育て支援センターでママ・パパ向けに子育て講演を行ったことがありました。子育
て中の若い人たちの食生活、食育が様々言われています。そのことが自分たちの子どもへも影響が
及んでしまうことを理解していない人たちが意外と多いことが講演後の質疑応答などで分かります。
これからは自身でそのような機会を作ったり、見つけたりして若い人たち向けの活動もやりたい
と考えています。