講演者 両角佳子会員

3月7日(水)西老人会にて、60数名の皆様にお集まり頂きありがとうございました。
レジュメは転倒しやすい状況、ふらつく、すべる、つまずく、の3つについての説明とその対策、転倒しやすい体の状態、筋力の衰え、前傾姿勢、骨密度の低下、関節の変形についての説明とその対策について記載しました。

はじめに転倒しやすい場所について挙手で回答頂きました。皆さんよくご存じで自宅の居室が一番多いとお答え頂きましたが、その背景には体力の差があることを確認し、レジュメに沿って一口に転倒といってもいろんな要素が絡むことをお話し致しました。外的条件(場所、物理的状況)と内的条件(体力、姿勢、疾患)が重なると転倒を招き、転倒したことで活動量が減りますます転倒しやすい体になるので、その対策を早め早めにとって頂くようお願いしました。明日は我が身と思って頂けたのかよく頷いて下さいました。

転倒しないために必要なことは安全に動くことです。今回は「上を向いて歩こう」「365歩のマーチ」の音源を持参し、皆さんに歩いて頂きました。とっさの一歩を出す練習、つま先上げ、かかと上げ、脳トレ歩行、横歩き、ももあげ、です。合計15分くらいですが、音楽の力を借りると皆さん最後まで笑顔で歌いながら参加して下さいました。あー楽しかった、一人暮らしだと運動もなかなかしないし、笑うこともないので、次回もして下さいとのことでした。転倒 老人 ねたきり 「ぬかづけ」

転倒は高齢者にとって身近でとても怖いものです。どうすれば予防できるかを難しくなく、かつ浅くない内容をお話しし、会場の一体感を感じられる講演を目指し、運動を取り入れました。講演会場によってどの程度動けるかが違いますので、残り3会場は住吉会員と協力して「転倒予防とその運動」という形で行って参ります。

講演後の反省会を持つのが難しいようなので、見学して下さった健康管理士に向けて私製のアンケートをお願いしました。今回は4名に協力して頂き、自分では気づかない点を指導して頂けたのがとてもありがたいと思っております。