講演者;篠原由紀子会員

1秋の季候と健康管理について

当日は前日までの残暑が嘘のように、涼しい一日となりました。秋は一日の気温差が大きく、天候が変わりやすいので、体がその変化に対応できなくなって、体調を崩しやすい時期です。疲労感、下痢、便秘、抜け毛などの体調不良は自律神経のバランスが崩れることが原因なので、自律神経を鍛えるための呼吸法、入浴法について述べました。

行楽の季節、旅先で体調を崩さないようにするためには服装による体温調節が大切です。日差しは弱くなってきても長時間紫外線を浴びると肌荒れや抜け毛、白内障等の眼病の原因となり、目の老化を促進させます。日傘、サングラス、日焼け止め等できちんとケアしましょう。起床時間を一定にして朝食をとることで、朝から体温を上げて活動しやすい状態になり、排便のリズムも整えられます。

さて、実りの秋のお供えにつきもののお萩ですが、つぶあんは小豆を皮ごと潰したもの

。皮には強い利尿作用のあるサポニンやカリウムが多く、むくみの解消や水太り改善に効果があり、食物繊維も豊富で便秘解消も期待できます。小豆にはタンパク質やビタミンB類、ポリフェノールが豊富で疲労解消や、憂鬱な気分の解消、肌の老化防止等の様々な栄養効果が期待できます。砂糖を入れず蒸してサラダの具にしたり、潰してポタージュにしたりして、日常的にとりたい食品です。

2、秋の民話語りでは、お萩(牡丹餅)の出てくるものや、行楽地、地元に伝わる民話語りをしました。

『ちかみち』『月日がたつのははやいものだ』

『豆腐とこんにゃく』『じょりじょりおばけ』

3若返りリトミック

季節感のある食事や行事で生活の中に変化をもたせたり、運動しながら頭の体操を取り入れゲーム感覚で楽しむことは、脳の活性化に有効です。

今回も会場の皆さんと一緒に若返りリトミックを行いました。わらべ歌を楽しむように、懐かしい童謡を歌いながら体を動かすことで、頭と心と身体、みっつの若返りが期待できます。