4月21日 芝公民館

海老名則子 会員

人生100年と言われている昨今、健康長寿で人生を歩みたい。しかし歳を重ねていけば脳の活動は衰えていきます。

「年齢に因る物忘れと認知症のちがい」と「認知症の種類」を説明しました。認知症は誰もがなり得る事のようです。2025年には700万人がなり、高齢者5人に1人の割合。それでも『共生』の社会を作っていくことが大切。

「認知症」の症状は「老人性の鬱病」と類似点が有ります、その違いを知ることでその症状に合った治療が見えてきます。先ずは周囲の方が「アレッ‼」と思ったら先ずは「長谷川式認知症スケール」、「高齢者総合機能評価表」を参考にして、見逃されている点、治療方針、副作用の予測、病気の経過の予測などを知ることが出来ます。

最終的に専門医の受診、地域包括支援センターへの相談を勧め、独りで抱え込まないようにしましょう。

認知症にならない為には今までの経験値を活かしながら ①食事は十分噛むことが大事、一回嚙む毎に脳に血液が3.5cc流れる事で脳が活性 ②運動は脳からの指令で手、足を動かします ③人との繋がりも大切。

巷では赤ワイン、青魚が良いと言われていますがワインを沢山飲めば「アルチュー」、否アルツハイマ―になりかねません。マスコミの言葉に惑わされないようにしましょう。認知症に接する際は決して叱らない、怒らない、そして同じ目線で優しく、背後からの声掛けしない、「YES&BUT」がポイント。認知症になっても「自尊心、羞恥心」はあります。知的な心の働きは衰えても「感情」は残っていますので注意 しましょう。