4月21日 芝公民館

佐々木育代 会員

フレイルとは虚弱という意味ですが、同じ80歳でも現役で仕事されている方、要介護になられた方、この違いは何でしょうか?大きな原因はそれまでの生活習慣が深く関わっており、若い時は若さで乗り切れますが、高齢になると生活習慣病となり自分に返ってくるようです。今の自身の体力、体調をチェックしてこれからの生活を改善して健康長寿を目指しましょう。

フレイルについてイラストで説明しました。その要因は ①歩行速度の低下 ②活動性の低下 ③筋力の低下 ④体重減少 ➄認知機能の低下 ⑥社会的に交流の機会が減ること。

予防は ①栄養 ②運動 ③社会参加 が3つの柱で、これは三位一体ですので同時に改善することが大切です。中でも、就労・ボランティア・自己啓発・友人隣人などとの交流、といった社会参加が大切ですので、地元の情報も含め具体的に伝えました。

特に「人とのつながり」が大切で、その調査報告を紹介しました。社会とのつながりを失うことがフレイルの最初の入り口です。ドミノ倒しにならないように、社会参加の大切さを知っていただきました。

又、新型コロナウイルス感染症が流行して2年が過ぎ、高齢者にとってコロナの「健康二次被害」を防止するための調査報告をもとに伝え、これから大切なのは今の自身のフレイルをチェックし予防の為の生活です。予防の3つの柱に加えて・規則正しい生活・薬に頼り過ぎない・かかりつけ医を持つ、そして気持ちの持ち方も大切です。

コロナフレイル予防の「たちつてと

んぱく質をたっぷりとろう

          ちょっとそこまで歩いてみよう 

          つながりと会話を大切に 

          でかけよう週3回

          トレーニングで筋力アップ

とシニアの健康な食生活の為の合言葉を1枚の資料としてお渡ししました。壁に貼っていただき生活改善につなげ健康長寿を目指しましょう。最後に皆さんと元気に手話ソングで終わりました。