8月19日 新郷公民館

海老名則子 会員

「あれ」「それ」で通じる事を当然と思わず「言葉」を交わすことがコロナの状況下で強く必要だと感じ、このテーマにご興味を持たれた方が多いのではないかと思います。メモを取り、今風にスマホで模造紙のグラフを撮ったり熱心にお聞きいただけました。

「年齢に因る物忘れと認知症のちがい」を比較しながら、安心感と不安感が入り混じる状況の中、なっても不思議ではない脳の老化症状の一つという事が理解していただけたようにも感じました。

以前「痴呆・呆け」と言い、2004年に「認知症」という名称になり、以前は認知症の人が居るのを隠す様に日々過ごされていたように思いました。2025年には65歳以上の5人に1人が認知症となると言われています。

「認知症」の症状は「老人性の鬱病」と類似点が多々有ります、その違いを知ることでその症状に合った治療が見えてきます。先ずは周囲の方が「アレッ‼」と思ったら「長谷川式認知症スケール」「高齢者総合機能評価表」を参考にし、見逃されている点、治療方針、副作用の予測、病気の経過の予測などを知ることが大切。素人判断せず専門医(神経内科、精神科)の受診、そして地域包括支援センターへの相談。独りで抱え込まないようにしましょう。

それでも認知症にならない為には①食事の時は十分噛むことが大事、一噛み毎に血液が3.5cc脳へ流れる。②運動は血流が良くなり脳からの指令で手、足を動かします。 ③人との繋がりで刺激を受けるのも大切。④ストレスを少なく。