8月19日 新郷公民館
田村欣也 会員
暑い日でしたので、熱中症予防から話を始めました。家庭での発症が多いのです。室内の温度は28度が目安。それはクーラーの設定温度ではありません。28度に保つということです。クーラーの冷気が届きにくい台所やトイレでは「台所熱中症」や「トイレ熱中症」にも気をつけましょう。
長生きをする人は朝を大事にします。同じ時刻に起きることで、規則正しい生活が始まります。体の変調に気づきやすいのです。そして水を飲み、朝食を摂りましょう。活動のスイッチが入ります。低栄養は免疫力の低下を招き、万病のもとです。
肥満は伝染します。両親が肥満だと子供はたいてい肥満です。飼い犬は必ず太っています。一緒に食事をする人の習慣に引きずられるのですね。また、寿命は友人の数で決まります。お友達とのおしゃべりは長生きの元です。
高齢期ほど適切な運動が必要です。でも、熱中症の危険があり、コロナ禍でもありますから無理のない運動を心掛けて下さい。歩くことをお勧めしますが、決して転ばないで下さい。自分が思うほど足は上がっていませんから、「つまずいた小石に歳を教えられ」ですよ。
喉の渇きは感じるのが鈍いので、水は早めに飲みましょう。寝ている間にも「不感蒸泄」でコップ1~2杯分水分が出て行きますから、寝る前と起きた時に水を飲みましょう。
睡眠不足は肥満、糖尿病、心臓病、認知症などの引き金になりかねません。6時間は寝るようにしましょう。良く眠るためには最低1時間半はトイレに起きないことが大切です。そのためには夕方運動したり、就寝1~2時間前にぬるめのお風呂に入り、深部体温をいったん上げた後グーッと下がったところで床に就きましょう。ぐっすり眠って、翌朝はすっきりお目覚めです。