12月21日 中央ふれあい館

幹マサエ 会員

“健康とはどんな状態でしょうか“と、問いかけるところから始め、WHO憲章で確認をしました。病気でないとか、弱ってないとかということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にもすべてが満たされている状態です。

生きるためには食べる必要があり、食べるものが無くなれば、生きてはいられません。毎日の食事が血液の材料で、その血液が全身の細胞に栄養と酸素を届ける。食事内容が変われば、血液もかわる。そして体も変わる。

そこで戦前、戦後から私たちの食事がどう変わったかを振り返りました。

食べ物

その日食べるものが無い戦前から、30年代になると、食べたいものが選んで食べる時代に変化しました。パンの学校給食開始、アメリカから大量の小麦が入ってきて、日本の食生活が欧米化に向かいます。当時、パン食や動物性たんぱく質、油脂類の摂取増は、「栄養改善運動」の基本で、そういう食生活こそ望ましいと考えられていました。高たんぱく、高脂肪,高カロリーの陰で肥満が増え,癌、心疾患、脳血管疾患、糖尿病などが増え続けました。そこでマクガバンレポートに触れました。

血流が滞らないように、座りっきりにならないで体を動かすこと。怒ったり、愚痴をこぼしたりしないで楽しく仕事をすること。楽しいと思うことをして、生きがいを持つことが大切と、締めくくりました。