2月21日 戸塚西公民館

住吉 修 会員

今回のテーマは趣きを変えて「21世紀のウォーキング」です。これからのウォーキング、運動はどうなっていくのか、聴講者と深堀していくのがねらいです。実は私自身も正直どうなっていくかサッパリ解かりません。ただこれだけは確信しています。世の中はますます便利になっていくことです。人の活動量は逆に減っていくことでしょう。

原始の時代から人はどっちが強いだろうとの好奇心から力自慢、足の速さの競争などスポーツの原型をなす活動をしてきたことでしょう。産業革命以前には貴族階級でテニスやサッカーのルーツのような遊びが生まれました。その後、労働者階級の余暇のレクリエーションとしてスポーツは庶民にも広まりました。その時のスポーツ、運動の原点は楽しみであったことでしょう。日本では明治時代以降になってやっとスポーツの概念が入ってきました。運動は教育的、富国強兵の体力強化の手段として学校から広まったとも言えます。

国費に占める医療費の負担は年々増加する一方です。私は運動を通じて市民の皆さまの医者いらずで健康で幸せな生涯の実現を切に願っています。聴講者のご意見にも健康のために強制的に運動をさせられるのは嫌だとありました。21世紀の運動は健康のための手段ではなく、もう一度原点の楽しむという目的でもってカラダを動かすようになればいいなと思います。英語では運動行動をPLAYと言うではありませんか!

講演の最後には21世紀のウォーキング、大まかに運動は知的〝好奇心〟をもって運動に取り組み、それを〝楽しむ〟ことによってご自身の身体に健康という〝成果と効果〟を味わいましょうと提案させていただきました。